女性研究者が効率的に育休を活用するための備忘録

こんにちは.女性研究者のこだわりの大学教員です.

今回は,備忘録も込めて,育児休業中の女性研究者が研究業績の空白期間をできるだけなくす為にした方がいいことを書きます.

育児休暇をとった当時の状況と背景


育児休暇の取得時期は,大学教員として働き始めてから2年経った頃でした.
当時の年齢は30になるかならない頃です.
27歳で大学院を卒業し,テニュアをもらいながら業績を上げなければ任期つきから抜け出せないというプレッシャーの中で,研究をしていました.

一方で,27,8歳といえば出産適齢期.ここのあたりは深く書きませんが,女性はいつでも妊娠ができて出産ができるわけではない,年をとる毎に妊娠出産のリスクがあるということも頭の片隅にありました.

そういったこんな(センシティブな内容にもなるのでぼかしてます)で,採用後1年程度でめでたく妊娠をしました.

育児休業の期間はどのくらいとったの?


私の場合は育児休業を1年間取りました.
産前・産後休暇は8週取得しております.
ちなみに,妊娠期間は当たり前に10ヶ月,妊娠に気づいていない約2ヶ月の間を除き,8ヶ月間はつわり,頭がぼーっとする,体調不良,妊娠糖尿病であまり満足に研究ができませんでした.

純粋な育児休暇の研究の空白期間は,約1年2ヶ月.
実質の妊娠中の体調不良を考慮した研究の空白期間は,約2年.
さらにさらに,仕事復帰した今現在も子が小さい(1歳2ヶ月)ため満足に研究ができずに研究の空白期間が続いています.
恐らく,約5年間ほどは,満足に研究ができないであろうと思います.

つまり,育児休暇は1年2ヶ月であっても,実質の育児で研究を休業している期間は約5年ほど続く可能性があり,何らかの手立てが必要です.

産休,育休が来る前に論文を投稿しておく

産休に入る前に,必ず論文を学会誌に登録しておきましょう.
学会誌に論文が掲載されるまでには少なくとも半年はかかりますから,長ければ1年かかることもありますし,産休に入るまでに貯めておいた論文を放出しましょう.

これができれば,休んでいる間の業績が空白にならないですみます.
休みの間に学会誌に論文を提出していると,産休中なのでアウトですが,産休前に論文を提出するのは認められてますので,産休前に必ず論文を出しておきましょう.

研究費は必ず使い切っておく

産休,育休中には,いかなる研究費の使用も禁止されています.
つまり,産休,育休中に使いきれなかった研究費は期限切れになり,そのあとは大学にお金を回収されてしまいます.

また,今科研費を持っている方は育休,産休中の扱いがどうなるか必ず確認しましょう.
多くの場合は,妊娠,育休であれば1年繰越できたと思いますが,このあたりは定かではない(事務方がプロです)ので,きちんと自分で確認しましょう.
その際には,自分でHPを確認してもいいですが,事務の方の方が詳しい情報を持っていて念入りに調べてくれるので,大学事務に聞くのが一番です.

この2点をしておけば,まずまず大丈夫です.

あとは裏技として,

共同研究者に,共著で論文を提出してもらう


これは,けっこう効きますね.

みなさん,自分でなんとかしようと思いますが,あなたには優秀な共同研究者がいますよね?

いない方はすみません.
共同研究者の方に,育休期間に論文を出していただけそうか聞きましょう.
もしその間に論文を出して頂ければ,もうあなたの業績は真っ白にはなりません.

共同研究者が多ければ,多いほど,困ったときのあなたの財産になるでしょう.

ま,私にはほとんどいなくて,ダメでしたけどね.
助成研究者どうし,がんばりましょうね.

それでは





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